西野亮廣さんの「魔法のコンパス」をざっと読み!
今日は、漫才コンビ、キングコングの西野さんが書かれた本をご紹介します。
西野さんといえば、お笑いだけでなく絵本作家としても活躍されていて、「えんとつ町のプペル」は有名ですよね。僕はまだ読んだことないんですが。
絵本の制作ではクラウドファンディングを有効に活用し、メディアでもかなり紹介されていましたよね。
この本には、これまで西野さんが、どのような考えから数々の新ビジネスを立ち上げていったのか。そしてそれを実現していったのかが書かれています。
絵本だけでなく、学校を作ってみたり、東京オリンピックのロゴを作ってみたり、村を作ってみたり・・・
読んでみると、単なる「漫才師+絵本作家」ではとどまらない、自由な考えが見えてきました。僕も今からでも「常識を疑うココロ」をもって、何か新しいことを始めたいな。と思うような本です。
今日は、この本から自分なりに学んだコト3つを書いていきます。
お金は「信用の一部を数値化したもの」
著者のお友達に、ホームレスの小谷という方がいるそうです。その方は、1日50円で何でも仕事を受けてくれるそうです。どんなにきっつい仕事でも、50円均一。
これにはカラクリがあり、そのホームレス小谷さんはお金ではなく、信用を売っているのだというのです。
1日フルで働いても50円となると、仕事をお願いした人は、お昼をご馳走したくなる。
夜は居酒屋に連れていきたくなる。
そして、こんなに働いてもらって本当に良い人だったと思いながら50円を払うのだと。
小谷さんは50円というお金は変わらないが、相手に信用を多く売ったということです。
こんな風に、信用を相手に売ることが、ビジネスにとって大事な指標になるというのです。
なるほど確かにわかる気がする。
ネットで買い物をするときは価格が安いかどうかだけを注力するけど、店頭で買うときなんかは、対応してくれた人の人柄が大事だと思う。
人柄次第で、商品を買うか、そして次もまた来ようという気持ちになるか。
これは、対話の中でその人から信用を買っているのかもしれない。
子ども向けは押し付けちゃいけない
「これは子ども向けですか?」というよく聞く言葉。僕も、お買い物の際なんかは対象年齢とか気にしちゃったりします。
ですが、あまりに固執した考えは、子供の「理解できないものを理解する可能性」を奪ってしまうことになりかねないと著者は述べています。
子供より大人のほうが、理解力があるという思い込み。
僕の息子は7カ月ですが、彼はどんなおもちゃが本当は欲しいのかな?
「空気を読む」に価値はあるのか?
空気を読まない人をKYと揶揄していた時期もありました。
そんな風に周りに思われたくない!と思い、周りの状況をキョロキョロ。
空気を読まないには、他人に迷惑をかけるという意味も含めて使っていることも多いのかな?とは思います。
ですが、「空気を読む」人間が必ずしも正義とは限らず、逆に「空気を読まない」ことが必ずしも悪とは限らないと著者は述べています。
むしろ、「空気を読む」ことなど誰にでもできる。・・・と。
ただ大人数がいる方を選んでいるだけだと。
そして、正しいとする選考理由を、人数の大小で判断してしまうことが問題だとしています。
大事なのは、この選考理由であり、自分の考えや意見が少数派だったとしても、選考理由を見極めて、正しいと思うことに突き進むことだと著者は述べています。
それってかなり難しいけどね。
その壁を越えられる、あえて空気を読まずに行動する芯の強い人に憧れます。
まとめ
とにかく、西野さんはぶっとんだ頭の持ち主であることがわかりました。
今や、漫才師というよりビジネスの先導者みたいな感じに見えます。
その裏に、しっかり物事を素通りしない、自分の考えを持っているからなんですね。
僕も、ブログを通して、自分の考えをもって発信していけたらと考えています。
少しでもアウトプットしていけるよう、ここで発信していきます。
気になった方はぜひ読んでみてください。